〜求職者/求人企業から見た超・キホン〜
求職者にとっての手軽さ・利便性、求人企業にとってのコストパフォーマンスの高さで、日本の求人業界に革命を起こすとも言われる「Googleしごと検索」。あなたはすでに使ったことがありますか? 「Googleしごと検索」には、公式の取扱説明書が存在しません。日本で待望のリリースを迎えた今、求職者/求人企業双方の視点から「Googleしごと検索」の基本的な使い方をお知らせしていきます。 ※ここに掲載した情報は、いずれも2019年2月現在・PC版のものです。
「Googleしごと検索」は、おなじみの検索エンジン「Google」に搭載された新機能です。特別なソフトウェアやユーザー登録を必要とせず、普段使う「Google」の検索窓にキーワードを入力することで起動します。PCにもスマートフォンにも対応しています。入力するキーワードですが、「求人」を連想させるような複数の単語を組み合わせればOKです。
例えば、下記のような検索で起動することが実際に確認できました。
・東京都 バイト
・プログラマー 新宿区 求人
・正社員 アパレル
求職者が希望する職種や地域、雇用形態などの単語を自由に組み合わせることで、その希望に則した求人情報が「Googleしごと検索」に表示される、というわけです。
こういったキーワードを検索し、検索結果の上位に青地・白文字で「求人」という見出しが付いた特別なリストが表示されたなら、それが「Googleしごと検索」です。この時点でいくつかの求人情報を見ることができますが、もっと多くの情報にアクセスしたければ、「求人」の文字をクリックしてみましょう。すると「Googleしごと検索」が起動し、画面全体にたくさんの求人情報を表示してくれます。表示されているのは、国内の各種求人Webメディアに掲載されている求人情報と、各企業の自社ホームページに掲載されている求人情報です。求職者の検索履歴との一致や、情報の新しさ・正しさを考慮して掲載順序が決まるようです。ちなみに「Indeed」に掲載されている求人情報は、「Googleしごと検索」には掲載されません。
現状では表示内容にムラがあり、情報が断片的にしか表示されていなかったり、そもそも求人にまつわる検索ワードであってもその組み合わせによっては「Googleしごと検索」が起動しなかったり…と、まだ成長過程にありますが、日を追うごとに必ずや完成度は高まっていくでしょう。
「Googleしごと検索」の画面は大きく分けて3つのエリアに分かれています。上部のヘッダには、「求人」「保存済み」「アラート」という3つのタブと、「カテゴリ」「地域」「投稿日」…といったソート条件の一覧、そのすぐ下にはソート条件から派生する検索ワードの一覧が表示されます。このソート機能は情報を検索するうえで非常に便利で、具体的な職種や、勤務地(現在地からの距離も指定可能)、情報更新日など、様々な条件から欲しい情報を絞り込むことができます。
画面左側には検索にヒットした求人情報の一覧が、そこで選択された情報は右側の大きなエリアに詳細が表示されます。
詳細表示には具体的な求人情報が表示されますが、特に上部に表示されている、青地・白文字の横長のボタンに注目しましょう。これが実際に応募できるサイトへのリンクボタンです。この情報が掲載されている求人メディアや、企業の自社ページへ飛ぶことができます。
さらにGoogleのアカウントを持っている求職者は、ログインすることで下記のような「Googleしごと検索」の特別な機能を利用することができます。
【情報の保存】
各求人情報の右上に表示されている「保存」のアイコンをクリックすれば、その情報を「保存」のタブにリストアップしていくことができます。
【情報の共有】
「保存」アイコンのすぐ右に表示されている、点と線を組み合わせたアイコンは「共有」を意味するアイコンです。このアイコンをクリックすると、「Facebook」「Twitter」「メール」のいずれかで、該当の情報を発信・共有することができます。
【アラート通知】
求職者が検索したワードに合致する最新の求人情報を、メールで送信してくれる機能です。画面左部の情報一覧の一番下に表示されているオン/オフスイッチを使ってアラート機能をオンにすれば、準備はOKです。メールの送信頻度を「すぐに配信」「毎日」「毎週」から選択することもできます。
つづいて企業が「Googleしごと検索」に求人情報を掲載するにはどうすればいいのか?についてご説明いたします。企業は自社ホームページに掲載されている求人情報なら、無料で「Googleしごと検索」に掲載してもらうことができます。
自社ホームページにある求人情報を「Googleしごと検索」に掲載する場合は、プログラムに手を加えて「構造化」を行なう必要があります。「構造化」を簡単に言うと、「Googleしごと検索」が定めた書式に則って、プログラムを書き換える…ということです。プログラム内の「title」の項目に「職務内容」を、「name」の項目に会社名を、「sameAs」の項目にWebサイトURLを…といった具合に、数ある項目に正しい情報を落とし込む(「マークアップ」と言います)作業が必要になります。Webページ制作の知識がある人にとっては比較的簡単な作業ではあるのですが、逆に言えばある程度プログラムの勉強をしなければ不可能な作業です。
では、プログラムの知識を持たない方はどうすればいいのか…? ぜひ当「ラクリエ求人」をご利用ください。「ラクリエ求人」は「Googleしごと検索」に対応した求人ページを、プログラム知識不要で制作できるツールです。ページの公開にはごく基本的なサーバ運用知識が必要となりますが、制作は入力フォームに必要な情報を入力したり、お好きな画像をアップロードしていただくだけ。イチからプログラムを組んで「Googleしごと検索」に対応したページを制作することに比べれば、ダンゼン楽な方法です。また、応募用フォームもセットでご提供。求職者に会員登録などの面倒な手間をかけないため、応募数増加につながります。これらのサービスが1職種なら無料。ぜひごお試しください。
「Googleしごと検索」の基本はご理解いただけましたか? リリース直後の今から理解を深めておくことで、求人において競合に負けない対策がとれるかもしれません。ぜひ当「ラクリエ求人」の他のコラム記事もお読みいただき、「Googleしごと検索」の最大活用をめざしてください。また最大活用の武器である「ラクリエ求人」のご利用も、ぜひご検討ください。
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