ラクリエ求人|求人分野で急増する「アグリゲート型サイト」って? 〜企業は今、どうするべきか〜

〜企業は今、どうするべきか〜

インターネットの世界で使われる言葉で「アグリゲート型サイト」というものがあります。最近耳にすることが多くなってきたこの言葉は、今後の求人サイトの行方を占ううえで、最重要ともいえるキーワードです。「アグリゲート型サイト」とはどのようなものなのか、なぜこれだけ注目を浴びることになったのか…。求人に関わる方も関わらない方も、知っておいて損はない基礎知識を、どなたにも分かりやすくお伝えしていきます。

アグリゲート型サイトってどんなサイト?

 アグリゲート型サイトとは、インターネット上のサイトのいちジャンルを示す言葉です。英単語で「aggregate」は「収集する」「まとめる」といった意味になります。つまりアグリゲート型サイトとは、インターネット上で多数公開されている情報をかき集めて整理し、ユーザーの必要に応じて提供する…という構造のサイトを指します。
 具体例を挙げれば、「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンも、ユーザーのニーズに応じてサイトの情報を整理し、提供するという意味でアグリゲート型サイトの1つです。噛み砕いて言えば、何らかのキーワードや条件を入力すると、それに応じた情報を整理して返してくれるサイトがアグリゲート型サイトです。近年は目的や情報収集範囲を絞ったアグリゲート型サイトが続々と登場しています。たとえばあなたが自宅で飲食のデリバリーを頼もうと考えたら、自宅付近でデリバリー可能な店舗を検索できるようなアグリゲート型サイトがいくつか存在します。また数年前から「旅行」「ホテル」に関して、よりリーズナブルなツアーを検索・比較できるアグリゲート型サイトが次々に登場し、その覇権を争っていることをご存知ではないでしょうか。
 こうしたアグリゲート型サイトの発展の波は、求人業界にも押し寄せています。当コーナーでたびたび話題にしている「indeed」「Googleしごと検索」が、求人アグリゲート型サイトの代表格です。これ以外にもいくつかの求人アグリゲート型サイトが登場しており、いずれも各々の個性を発揮しながら人気を博しています。求職者にとって今、「ネットで求人」といえばアグリゲート型サイトの存在が必ずついて回ります。

なぜアグリゲート型サイトが増えるのか

 では、これほどアグリゲート型サイトが普及している現状には、どんな背景があるのでしょうか。1つにはインターネット上の情報過多というものがあります。1990年代に一般化したインターネットは、20年以上の歴史を積み重ねてきました。日々増え続ける膨大な情報の中で、自分にとって有益なものを探すために、人々にはアグリゲート型サイトというツールが必要になりました。求人に関しても、いくつもの求人サイトが乱立する中、求職者が理想の仕事に出会うためにはかなりの労力が必要です。そんな中「indeed」「Googleしごと検索」といったサービスは、求職者にとっても企業にとっても良質な出会いを手助けしてくれる強い味方になっています。
 また、人々の検索のしかたが変わってきたことも、アグリゲート型サイトが支持される一因です。例えば求人において、ほんの数年前までは人々が求人情報を検索する際、検索エンジンで求人情報サイトのサイト名を入力し、たどり着いた先で求人情報を閲覧していました。ところが近年、「飲食店 アルバイト 東京」といった具合に、自分が求める仕事をキーワード化して検索エンジンに直接入力する検索の仕方が、特に若者の間では主流になっています。アグリゲート型サイトは、この検索スタイルにマッチさせる形で進化したものとも言えます。

企業は今、何をすれば…?

 アグリゲート型サイトは今後も普及・発展をつづけていくことでしょう。求人業界においても同じです。すでに求職者の多くは求人といえばまず「indeed」にアクセスしており、その月間閲覧数は2000万件を越えています。また求人情報サイトの多くが何らかのアグリゲート型サイトに情報を提供しており、そこからの流入量に大きなウェイトを置いているのが現状です。であれば、人手を求める各企業もこの波に乗らない手はありません。
 アグリゲート型サイトの多くが、無料での情報掲載に対応しています。アグリゲート型サイトはどんな企業にも門戸を開き、あらゆる求人情報を収集・掲載することでユーザービリティを向上させています。広告料のかからない求人ができるわけですから、やって損のない無料情報掲載は必ずやるべきでしょう。
 またこの無料情報掲載を機に、自社ホームページの求人情報を充実させるべきです。無料情報掲載には、それ用に作る簡易的なテキスト情報を掲載するやり方と、自社ホームページの求人ページを表示させるやり方があります。両者を比べれば、求職者にとってより多くの情報を得られ、見た目にも映える自社求人ページを見せるやり方の方が有効でしょう。自社求人ページは、恒久的に企業の財産にもなります。もし自社求人ページをお持ちでないという企業様には、すぐに作成することをおすすめします。
 また今後各企業による自社ホームページでの求人が活発化した場合、自社の求人情報をいかに検索結果の上位に表示させるかというSEO対策が明暗を分けることになります。自社求人はイチ早くスタートし、SEOのノウハウを蓄積することでおのずと結果が出ます。自社サイト求人をこれから始めたいという企業様は、ぜひ当社が提供する「ラクリエ求人」のサービス導入をご検討いただきながら、今すぐ行動に移されてはいかがでしょうか。

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