ラクリエ求人|Indeed検索アルゴリズムの基本的攻略法 〜運用するなら知っておきたい大前提〜

〜運用するなら知っておきたい大前提〜

日本では月間2000万人以上が利用する求人情報特化型検索エンジン「Indeed」。今日も多くの求職者が求人情報を検索しています。そんな中、求人情報を掲載する企業が気になるのはやはり「検索の仕組み」でしょう。少しでも上位に情報表示されるためにも、ぜひ知っておきたいのがIndeedの「検索アルゴリズム」です。今回はIndeedの検索結果がどのような要素を元に決定されるのか、その基礎知識を3つのキーワードで紐解いていきます。

(1)求職者が入力した「検索キーワード」

 「検索アルゴリズム」とは、簡単に言えば「検索結果の算出方法」という意味です。求職者のキーワード入力に対し、Indeed側がどのような条件や計算式で検索結果を表示しているのか…ということであり、これは情報を掲載する求人企業側にとっては非常に大事な情報になります。企業側は少しでも多くの検索に対して表示され、少しでも上位に表示されることで採用成果が上がってくるからです。
 ただし、まず皆様にお断りしておきたいのは、Indeedの検索アルゴリズムは非常に複雑に設計されており、どのような検索に対してどのような情報を輩出するかという点において、一言で「コレ」と言えるような単純な法則はありません。同じワードを検索しても、人によって、タイミングによって、表示結果は変わってきます。またご存知のように企業側が有料で掲載しているか無料で掲載しているか、有料ならクリック単価をいくらに設定しているかによっても結果は様々に異なります。仮に絶対的な法則性があったとすれば、それを知るすべての企業が上位表示されることになってしまいます。ただ、あらゆる検索において基本的な指針となる3つの要素があり、本稿ではそれをご紹介します。絶対的な法則ではありませんが、これを知っているのと知らないのとでは運用のやり方や効果が変わってきます。

 検索結果算出要素の1つ目は求職者による「検索キーワード」です。当然ながら求職者が入力したキーワードに基づいて検索結果が表示されることは原則中の原則です。例えば「東京 営業」と検索したのに、九州のプログラマーの求人情報が表示される可能性はほとんどありません。キーワードにのっとって検索結果が表示されることを忘れず、企業側は職種や所在地、職務内容などの情報は間違いのないよう正確に記載しましょう。万が一誤った情報が掲載されていた場合、検索した求職者にとっても企業側にとっても無駄な情報クリックになってしまいます。
 また、企業側が求める人材が検索しそうなキーワードの種類を、原稿に多く含むことも基本的な攻略法の1つです。この際に注意が必要なのは、同じワードを何度も頻出させるのではなく、少しでも多くの検索に引っかかるようワードの種類を増やすことです。

(2)企業が用意した「職種名・詳細ページの内容」

 2つ目の算出要素は企業側が掲出している「職種名・詳細ページの内容」です。前述の(1)は検索に対して「表示されるか・されないか」に影響する要素でしたが、こちらは表示されたことを前提に「どの位置に表示されるか」に関わってくる要素です。Indeedのアルゴリズムは非常に複雑かつ高性能で、いつでも求職者にとって最適で、分かりやすい求人情報を表示しようとしています。(1)で入力されたキーワードに対して、どの程度マッチする情報かをこの(2)で算出し、それが表示順位に影響するわけです。
 ここで企業側が注意すべきなのは、求人詳細ページの内容をなるべく分かりやすく、明確に書くことです。例えば職種名1つとってみても、あまりに詳細すぎて複雑な表示になっていると、検索にひっかかる可能性や上位表示される可能性が低下してしまいます。写真や図も活用し、情報は分かりやすく整理して伝えましょう。求職者が読み取りやすいページを作ることで、Indeedのアルゴリズムから良質なページと認識され、恒常的に高い位置に表示される可能性が高くなります。

(3)Indeedが追跡する「求職者の行動履歴」

 Indeedでは求職者に最適の情報を提供するため、求職者の「行動履歴」を記録しています。つまり過去に行なった検索を追いながら、求職者が求める業務内容や地域のデータと照らし合わせて表示情報を決定しているということです。これについては求職者の行動次第ということで、企業側にできる工夫は少ない要素ではあるのですが、それでもやはり分かりやすいページ作りというのは心がけて損はありません。仮に貴社の求人ページが求職者の検索履歴のデータとマッチするものであったとしても、それが分かりにくかった場合は表示されなかったり、表示されてもクリックされなかったり…という可能性が出てきてしまいます。
 また、検索結果でいちばん大きく表示される職種名にも目を引く工夫が必要です。検索を重ねた求職者は、表示される業種・地域がある程度定まってきます。すると必然的に同種の情報をたくさん見比べることになりますので、その中で埋もれてしまわないようにしなければなりません。求職者がどのような言葉に反応し、企業のどんな部分に魅力を感じるかをよく考えて、それがストレートに伝わるような職種名を記載するようにしましょう。

 本稿ではIndeedの検索アルゴリズムにおける結果算出条件の3要素をご紹介してきました。これらは、3つすべてがバランスよく高品質であることが理想であり、どれか1つが良かったり悪かったりしてもいけません。いずれにせよIndeedに情報掲載する際に常に心がけていただきたいのは、高品質のページを作ることがそのまま上位表示されやすくなる傾向にあるということです。
 企業が良い記事を提供し、Indeedがそれを求職者に紹介することは、Indeed全体の高品質化につながり、より多くの利用者を生み出すことになります。それはそのまま企業にとっての利益でもあるのです。この循環をイメージしながら求職者の立場に立ち、分かりやすく、魅力的な記事を作成することを心がけましょう。

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