ラクリエ求人|こんな時代に採用を強化すべき理由 〜コロナを逆手にとる方法〜

〜コロナを逆手にとる方法〜

 2020年10月の有効求人倍率は1.04倍の低水準で、9月よりも0.01ポイント上昇したものの、新規求人は10か月連続の減少となりました。
 今もコロナ禍が企業の採用に暗い影を落としており、例年ほど積極的な採用活動を行なっていない企業が多いようです。
 昨今の消費の落ち込みと、経済の不透明な見通しを考えれば、これもやむを得ない選択かもしれません。
 しかし、こんな時代にあってもあえて戦略的に採用を継続、または強化する企業も多くあることもまた事実です。
 そうした企業はなぜ、どんな狙いで今、採用するのでしょうか。
 単に「よそと比べて景気がいいから」というだけではない、今こそ採用を強化するべきたくさんのメリットをご紹介します。
(本稿は2020年12月の状況に基づき執筆されています。)

各種雇用支援制度を活用できる

 コロナ禍以降、多くの企業が採用に対して消極的になっています。こうも不安定で不透明な時代では、無理もないでしょう。
 もちろん、雇用をどのような方針で行なうかは各企業の状況に応じて様々ですが、「今はなんとなく採用をやめておこう…」と漠然と考えている企業様は、もう一度きちんと考えてみるべきかもしれません。
 なぜなら、今こそ採用のチャンスであるという考え方もあるからです。
 本稿では、なぜ今が採用のチャンスであると言えるのか、その理由やメリットをいくつかご紹介します。
 まずは制度の活用についてです。
 コロナ禍以降落ち込んだ求人倍率に歯止めをかけるため、今、政府や自治体が雇用を継続する企業に対して様々な支援を行なっています。
 かつてこれほどまでに雇用する企業が制度で得をする時代はなかったかもしれません。
 政府主導の施策について最新の情報を挙げれば、現行の「賃上げ税制」の要件を見直す形で、令和3年度から雇用を増やした中小企業に対して法人税の減税を行なう方向で調整中とのことです。
 また、2020年12月末までだった「雇用調整助成金」の特例措置は、2021年2月まで延長されることが決定しています。
 ちょっと変わったところでは、経済産業省が新卒採用を継続する中小企業を「新卒採用継続企業」として公表し、就活生とのマッチングに一役買っています。
 その他、各自治体でも様々な形で雇用・就業を支援する取り組みを行なっているようです。
 こうした経済的支援・雇用機会拡大の支援は、今の時代だからこそ受けられるもの。間違いなく今、雇用を強化するメリットと言えるでしょう。
 特に中小企業に対しては手厚い支援が用意されていますので、一度じっくり調べてみるのもいいかもしれません。

求人市場の動向

 有効求人倍率が示す通り、今、求人市場は「買い手市場」…つまり企業側が有利な立場にあります。
 背景には企業側が募集を敬遠し、求人件数が減少しているという要因もありますが、一方で多くの社会人が「転職」を考え始めたという要因もあります。
 「コロナ禍が原因で会社に見切りをつけてしまった」あるいはテレワークの普及により、「恒常的にリモートワークができる職につきたい」「テレワークを活用して地元で働きたい」といった理由で転職を考える人が増えたようです。
 ともあれ、こうした需要>供給の状態も今採用を強化すべき理由の1つです。
 コロナ禍直前の2019年4月の有効求人倍率は1.63倍と、1974年以来の高水準をマークしていたことを考えると、この買い手市場がいつまで続くか分かりません。
 今、普段であればなかなか巡り会えないような優秀な人材が、貴社の扉を叩く可能性もグッと高まっているわけです。
 また、応募者の多様性にも期待できるでしょう。
 求人倍率の低い市場状態では、求職者は応募先を幅広く設定し、普段なら応募しないような業種にも応募するようになります。
 業務内容が特殊で普段はなかなか応募がないような職種にも応募があるかもしれませんし、異業種の才能が貴社に思わぬ化学変化をもたらしてくれるかもしれません。
 意義のある出会いを求めるのなら、今はそれに適した時期であると言えるのではないでしょうか。

企業の未来を見据えて

 「採用を止めること」にはリスクがつきまといます。これも今、採用を続けるべき理由の1つでしょう。
 実際にリーマンショック時の2000年代後半に採用を止めていた企業は、その間の世代が不在となり、のちのち企業の成長や社員の育成、ノウハウの継承に支障をきたしたという例が多くあったようです。
 また日本の労働人口は年々確実に減少しており、いくらコロナ禍が長引いたとしても人手不足の時代はほぼ間違いなくやってきます。その時になってたくさんの人員を確保することは難しいでしょう。
 つまり企業の存続をも左右するこうした将来的な問題…「継続的な雇用」「人手不足への対策」について今のうちに打てる手を打っておくに越したことはありません。
 今、採用しないことが10年後、もしかすると貴社にとってダメージになってしまうかもしれないのです。
 数年前に『カメラを止めるな!』という映画が流行しましたが、今、企業にとって「採用を止めるな!」というのも意識すべき重要なキーワードではないでしょうか。

 本稿では、コロナ禍で採用市場が冷え込む今こそ、採用を強化するべき理由をご紹介してきました。
 本稿をお読みいただき、「採用を少しがんばってみようかな…」とお考えになった企業の代表者様、採用担当者の皆様に、『ラクリエ求人』をご紹介させていただきます。
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